PlaPiのリリースより、2年がたち、トライアルを含めたご利用企業数はのべ50社を超えました。そんなPlaPiを支えてるいる開発メンバーが集まり、開発者視点でのPlaPiの良さ、他製品・サービスとの違いについて話を聞きました。 前編 ではサービスのプラットフォーム面についてでしたが、後半では機能面についてさらに詳しく話を聞いていきます。

PlaPiの機能について

営業: 前回、クラウドサービスとしてのPlaPiの特長について話を聞いてきましたが、続けてPlaPiの機能面についてもう少し細かく話を聞かせてください。
実際にお客様から簡単、というお声があるという話はいただくということでしたが、確かに画面はあまり複雑ではないですよね。画面のみやすさ、わかりやすさも意識しているポイントでしょうか?

後閑: そうですね。商品マスタを管理することを目的とした業務システムではあるのですが、UI/UXに意識して、できる限りわかりやすく、システム部門の方ではなくとも使えるシステムを目指しています。実際、システム部門よりも現場部門からお話をいただくことが圧倒的に多いため、画面の見やすさについては日々開発チームとしても議論しています。

島藤: ユーザーの操作性を意識したUIはPlaPiの特徴ですよね。他のPIMをいつくか操作したことがあるのですが、一般的なユーザー目線で見ると、管理者向け画面が複雑で操作を習得するのに苦労しました。普段システムを触り慣れていない方でも直感的に操作できるよう、機能を削ぎ落とした画面になっているのがPlaPiの良いところですね。後はお客様の業務を意識した機能改修を定期的に行えているのもPlaPiの良い点だと思います。

営業: 確かに、2019年のサービスリリースより機能追加を順次行ってますね。
具体的にお客様要望で機能を追加していったものはありますか?

島藤: 「入力推奨」というステータス表示はそうですね。通常のステータスとは別にこのステータスを追加したのですが、この機能は、入力推奨と設定した項目があれば、後から未入力状態の商品を探して更新しやすくしたいという、ご利用中のお客様のご要望から生まれた機能です。

営業: お客様の業務や利用シーンを踏まえて、機能改修を行っているのですね。他にも、お客様様のご要望よりうまれた機能はありますか?

後閑: メディアタブに登録された画像やファイルを検索し、そこから画像のリサイズを行う機能や、商品IDを指定しての一括検索や更新機能、などと色々ありますが、商品ごとに検索用のタグをつけ、同じタグが付いたデータを高速検索できる「タグ検索」もご要望で追加しました。カテゴリといった分類だけではなく、同じグループにタグをつけることで、後から一気に検索をしやすくなりましたね。同じカラーの製品や、同じ製造工場、同じブランド、などでタグをつけていただいてご利用いただく例が多いです。

島藤: 機能面での強化だけでなく、より使いやすい画面にするため、レイアウト変更といったバージョンアップを行っています。最近もメニューの更新をしていますし、現在も別の画面レイアウトの改修案を考えています。

(左)PlaPiプロダクトオーナー 後閑 勇登 (右)PlaPi開発リーダー/デザイナー 島藤 大誉

印象的な使い方

営業: 利用し続けているうちに、使える機能が増えていく、使いやすくなっていくのはPlaPiの魅力の1つですね。多くのお客様に活用いただけ始めましたが、印象的な利用方法はありますか?

後閑: PlaPiの利用方法として、企業内の商品マスタがバラバラなので、画像やファイルを含めて一元管理するという利用が多いのですが、現場の営業部門の方から、「こういうサービスを待っていた。早く使いたいからデータの投入を早くしてほしい」ということを言っていただいたのが印象的ですね。
あとは、先進的な利用方法としてメーカーや卸、小売りの複数の企業をまたがった情報プラットフォームとしての活用が非常に印象的ですね。PlaPiの機能の特長として、「項目単位での細かい権限設定」というものができるのですが、この機能を使うことで、カテゴリ単位、商品単位、一項目単位で見せる/見せない、編集できる/編集できないの設定ができます。この機能を活用することで、メーカーから情報を入力し、その内容を小売りが参照するのですが、どの企業がどの情報を見るかを卸側で権限設定を行う、ということを検討いただきました。こういった例を見ると、今後のデータ管理の在り方として、データは社内での活用に閉じずに、社外の関係者とお互いに共有をしていくことで更に業務が改善できる点があるとしみじみと感じます。PlaPiは手軽に情報共有の基盤にすることができるため、今後もそういった活用をして頂けるお客様へのご提案はしていきたいですね。

営業: 社内だけではなく、社外とも情報共有するとなると、業務的に効率化できる部分がまだまだありそうですね。チャットなどコミュニケーションの手段は増えましたが、その分ファイルをどこでやり取りするかバラバラ、ということもありますね。

後閑: 実際PIMのような情報基盤となるプラットフォームがないと、テキスト情報は基幹システム、画像の情報はファイルサーバー、PDFは設計部門のシステム内にある、といった形であちこちのシステムに別れて保存されていってしまい、最新の情報が見つけられなくなるお客様が多いです。最新の情報が担当者のPCにあり、そこから共有されないという事態も非常に多いですね。そういったお客様にぜひ、PIM活用による情報の一元管理というのも検討してみていただきたいです。

PlaPiを体験してほしいお客様

営業: お客様の話も出てきましたが、最後にどういったお客様がPlaPiのご利用に向いていると思いますか?

後閑: 商品のマスタ情報、画像情報、関連ファイルなどが点在していて一元管理したいというお客様はもちろんお薦めしたいです。中でも特に、データを一元管理する部分は投資対効果が出にくく、投資しづらいというお考えのお客様には強くお勧めしたいです。PlaPiは低価格ですぐ利用できるので、まずはデータを集め始めるということが簡単に始められます。データを集めた上、社内で共通認識をもち、運用を決めていく、というステップを踏むことができます。情報がバラバラだと感じるものの、高価格なソフトを入れて効果があるのか見えない、というお客様にまず利用してもらいたいですね。データを集めることで、業務にどう意味があるのか?お金かけられないけどまず検証してみたいという場合、PlaPiはサブスクリプションモデルでの課金で少ない投資で試せるのでお薦めですね。

藤: PlaPiはPIMのサービスですが、契約者ごとに自由にデータのカテゴリを定義できるので、どんなデータ構造でもフィットさせ、すぐにデータの管理ができるようになります。
例えば・・・ 社内で俗人化していたEC掲載画像のリサイズや改廃管理が誰でもできるようになったり
例えば・・・ ホットなキーワードで絞り込んで、最近の売れ筋の動向を分析したり
例えば・・・ 事例データをマスクして出力し、現場の社員向けに共有したり
例えば・・・ 外出先で最新のデータやメディアを見せながら営業活動をしたり
例えば・・・ 協力会社にデータを入力してもらい、本社でチェックしてデータを適切に管理したり
こういった内容に1つでも関心を持った方は、ぜひ1度利用してほしいですね。
開発者目線だと、基幹システムのようなシステムの画面にはせず、使うのが楽しくなるよう、見やすい画面になるよう頑張っているので、画面の見やすさの点も気に入っていただけるお客様にはお勧めしたいです。

後閑: そうですね、データ構造が複雑、といった点でシステム導入のハードルが高いと感じているお客様や、自社にフィットするサービスは個別開発しかないと思っているお客様こそ、1度PlaPiを利用してもらいたいです。無償トライアルも随時受け付けておりますので!

営業: お話いただきありがとうございました。開発において苦労した点など、また機会を作ってお話聞きたいと思います!本日はありがとうございました。

後閑: ありがとうございました。

島藤: ありがとうございました。

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